所在地&アクセス
〒604-0991 京都府京都市中京区 竹屋町上ル行願寺門前町17
京都駅からだと地下鉄京都駅から
烏丸御池駅で東西線に乗り換えて
京都市役所前で下車。河原町通りを北へ
徒歩15分。
京阪電車だと神宮丸太町駅が最寄り駅で
徒歩10分ほどで着きます。
専用の駐車場はないです。

僕は京都市役所前から徒歩で行きました。
六角堂に行った時も思ったけど京都は普通の町中に
さらっと雰囲気のある寺社があったりします。

西国三十三観音霊場の一つだけあって
歴史を感じる落ち着いた雰囲気です。
革堂とかいて”こうどう”と読みます。
創建は1004年。
開基の行円上人はもとは猟師で
射止めた雌シカが子を宿していた
のを見て殺生を悔いて仏門に入った
と云われています。
亡くなった雌シカの皮を常に身に
つけていたことから革聖と呼ばれ
寺の名前も革堂と呼ばれるように
なったそうです。

天台宗でご本尊は千手観世音菩薩です。

境内は静かで綺麗に整備されており歴史を感じます。

手水舎はコロナ対策で柄杓が撤去されていました。

お花が綺麗に咲いています。

お花があるだけで明るい雰囲気になりますね。

↓こちらの灯篭も装飾が立派です。

秘仏の千手観世音菩薩は行円が
賀茂明神から授かった神木で
刻んだと云われています。

西国三十三観音霊場で唯一の尼寺だそうです。


本堂前の大きな香炉も立派です。

狛犬なのかな?前掛けが掛けられて大切にされてます。

本堂横のエリア 鎮宅霊符神堂が奥の方に見えます。

愛染堂
↓こちらは愛染明王が祀られている愛染堂。


都七福神・寿老神
こちら寿老神堂は都七福神めぐりのひとつです。
寿老神(寿老人)は不老長寿の神様です。

都七福神を祀っているのはこちらの社寺です。
- 京都ゑびす神社(ゑびす神)
- 松ヶ崎大黒天【妙円寺】(大黒天)
- 東寺(毘沙門天)
- 赤山禅院(福禄寿神)
- 六波羅蜜寺(弁財天)
- 革堂【行願寺】(寿老神)
- 萬福寺(布袋尊)

神様が七人並ぶと縁起がよさそうですね。

京都は七福神信仰が昔からあるんですね。


蓮の花
境内には沢山の蓮の鉢植えがあります。

蓮の花が美しい寺としても有名で
梅雨明けの6月後半ごろから咲き始めるそうです。


鐘楼
こちらは京都市指定有形文化財の鐘楼です。
文化元年(1804年)に造られました。
行願寺は戦乱などで何度も場所を変え
再建されているそうです。
本堂もおなじく文化財に指定されており
文化12年(1815年)に再建されています。

↓こちらは鐘楼の横のエリア。


大きな五輪塔・加茂明神塔の水輪(すいりん)部分には
加茂大明神が祀られています。

猫で有名
京都の猫寺として革堂は有名です。
ですが、僕が参拝してるときは全然猫がいませんでした。
一通り境内も散策したし帰ろうと思った時に猫さん発見。

基本、僕のブログでは猫と楽しく戯れる画像はないです。
素知らぬふりでさりげなく距離を詰めていったのですが
今回も躍動的な逃げ方をされました。
ある意味貴重な一瞬。

猫のパーソナルスペースって2mくらいらしいです。
いや、でも近くで戯れ癒し撮影されている方もいる
のでなんか写真を上手く撮る方法があるはず。
ちなみに4メートルくらい手前から警戒されてました。
しっぽ見えてますよ~。かわいいですね。

深追いはしない方針なので大人しく帰る事にしました。
神社仏閣で猫の後ろ姿を撮って諦める
という事を繰り返しているので
次回はこれぞ”京都の猫寺”と言わんばかりの写真を撮ってみたいです。
