所在地&アクセス
〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2

京都駅から
市バスだと 5号系統岡崎公園 平安神宮 銀閣寺・岩倉行き または17号系統 四条河原町・銀閣寺行き
→銀閣寺道下車
銀閣寺には駐車場がないので車の方は近くのコインパーキングに停めましょう。

17号系統のバスを銀閣寺道のバス停で降りたところです。先に大文字山が見えます。


琵琶湖疎水・哲学の道
銀閣寺までの道は琵琶湖疎水が流れています。

こちらが哲学の道です。南の若王子神社(永観堂付近)から銀閣寺の1.8kmの散歩道。
疎水沿いをゆっくり歩ける雰囲気の良い道です。



銀閣寺への道はゆるやかな上り坂です。
疎水をまたぐ銀閣寺橋です。


こちらの橋で哲学の道と銀閣寺への道が分岐します。

以前、ブラタモリでタモリさんがこの上り坂が良いんだとおっしゃってました。

総門
銀閣寺への最初の入り口、総門です。


大きな境内図があるのでわかりやすいです。


銀閣寺垣
総門をくぐるとクランクになっていて直角に曲がります。

銀閣寺垣と呼ばれ、総門から受付の中門まで石垣、竹垣、椿の生垣と三重構造の垣が続きます。

銀閣寺の拝観料は大人500円、
特別拝観料は別途2000円です。
2022年10月1日からの秋の特別拝観はコロナ感染状況を鑑み中止です。

御朱印は拝観前に預けて書いてもらいます。

銀閣(観音殿)
こちらの小さな門をくぐると銀閣(観音殿)が見えてきます。


入るとすぐに銀閣が見えます。もともと足利義政の隠居のための東山殿を寺としたものなので門からすぐ建物があるのは自然な事なのですが初めての人は戸惑ってたりします。
世界文化遺産かつ国宝です。

建物の上の鳳凰が印象的です。18世紀後半頃までは鳳凰の代わりに宝珠が置かれていました。

池の中に北斗石と書かれた石があります。隠居先だけあってわびさびを感じさせる美しい景色です。

八幡社

銀閣の真横に八幡社があります。銀閣寺の鎮守です。

向月台
銀閣寺前にある印象的な砂盛の向月台。誰がなんのために造られたのか不明です。上に登って月を眺めるという説もあります。

上賀茂神社の立砂よりも大きいし上が平らだから同じ意味合いではなさそう。

銀砂灘
銀閣の目の前に広がる銀砂灘も何のために造られたのか不明です。向月台とあわせてモダンアートみたいな感じに見えます。

本堂(方丈)

本堂からみる銀砂灘も絵画のように見え美しいです。

本堂は江戸時代中期の建築です。


東求堂
東求堂は室町時代の東山殿から現存する建物で国宝です。

本来は足利義政の持仏堂として建てられました

内部の四畳半の部屋は和室の原型で日本最古の四畳半と言われています。

四畳半の部屋から障子をあけて外を見ると庭園が掛け軸のように見えるそうです。

庭園
銀閣寺の庭園は西芳寺(苔寺)の庭園を模して作られたといわれています。
上段が石組、下段が池泉回遊式庭園の二段からなっています。江戸時代に改修されており銀沙灘や向月台など現在の形になったのは江戸時代後期とされています。

錦鏡池の橋を渡ると樹齢500年の千代の槇が立っていました。

苔むした感じがいいですね。

山から流れ落ちる水を庭園へ導いている洗月泉です。

回遊式庭園って面白いです。東求堂の庭の方にいけるみたいです。

ここからの眺めも良いです。


弁財天
さらに奥に進むと弁財天がありました。七福神の神で音楽・才智・福徳の神です。

さらに上に登っていきます。二段式の庭園って見ごたえがあります。

義政公愛用のお茶の井跡です。泉あたりの石組は当時の遺構そのままです。現在も茶会等飲料水として使用されています。

どんどん奥にすすんで展望台へ。

展望所
やっと展望台につきました。銀閣寺の境内がよく見えます。街のむこうに見える山は吉田山です。京都大学の近くで吉田神社、そして竹中稲荷神社・竹剱稲荷神社がある場所です。

吉田山の向こう側に京都御所があり京の都です。義政は隠居の地を選ぶにあたって吉田山を隔てたこの場所を選んだともいわれています。たしかにこのあたりなら静かに過ごせそう。

さらに進んでいくと銀閣の裏側に出てきます。

銀閣の一階の正面は池側(東)なのですが、2階に観音菩薩がおられ南側を向いておられます。そのことから2階の正面は南側とされています。よく見ると1階の住居部分と2階の部分が違う建築様式ですね。

出口近くに銀閣寺の屋根の見本がありました。杮葺(こけらぶき)といいサワラの薄い割り板を3センチずらしながら竹釘でとめていく工法。

売店とお茶所があるのですがコロナの関係でお茶所は閉まっていました。

お茶所の場所に室町時代の銀閣の色を復元したものがあるみたいです。


ガラスが反射しちゃって写真だとわかりにくいですが漆黒なんですね。

義政の祖父の足利義満は金閣寺、義政は銀閣寺。
相反する2つの建物ですがどちらも素晴らしく美しいです。外国人観光客から人気なのもわかります。太陽の塔で有名な岡本太郎も銀閣寺の庭園を絶賛したそうです。わびさびは日本独自の文化ですしこういった美意識や感覚は時代が変わってもなくさないようにしたいです。

スポンサーリンク