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【秀吉ゆかりの神社】豊国神社の参拝ポイント【京都・桜井識子・駐車場】

所在地&アクセス

〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町530

京都駅からだと

市バス206(100系統は現在休止中)208系統博物館三十三間堂前下車、徒歩5分

国立博物館前のバス停です。

京都国立博物館の北隣に豊国神社があります。

京阪電車七条駅からだと徒歩10分です。

駐車場は参拝のみなら無料、それ以外は30分150円です。月極駐車場もあるので注意して下さい。

こちらの坂を上ると豊国神社の駐車場があります。隅の方に自転車置き場もありました。

正面の石鳥居です。前方には国宝の大唐門が見えてます。

豊国神社のご祭神は豊臣秀吉公です大唐門は伏見城の遺構で西本願寺、大徳寺とあわせて国宝の三唐門と呼ばれています。

豊国神社は、僕は普通に【ほうこくじんじゃ】という呼び方で話すときも使ってたんですが正式には【とよくにじんじゃ】だそうです。京都では「ほうこくさん」で親しまれているみたいです。八坂神社も祇園さんとか八坂さんって呼び方で使ったりします。

豊国廟

今回の記事はスピリチュアルな内容も含みます。

豊国廟(ほうこくびょう)は豊国神社(とよくにじんじゃ)の境外地で豊臣秀吉の墓です。明治時代の豊太閤三百年祭工事の頃に実際に秀吉と思われる遺骸が発見され再埋葬されています。

女性一人で豊国廟に行くのはやめた方がいいです。

女性の皆様へ神仏評論家・桜井識子さんのブログに書かれていました。

豊国廟に限らずいわゆる山奥の神社とか人気のない場所に一人で行くのは危険なことなので男女問わず十分注意しましょう。

豊国廟の桜井識子さんのブログの記事リンクはこちら。

僕も以前桜井さんの記事を読んで豊国廟に行ったのですが本当に階段がきつくて心臓がドキドキしたのを覚えています。今まで大変だと思った神社仏閣の階段は、狸谷山不動院と立木観音と伏見桃山陵ですが同じくらい疲れました。

伏見桃山陵の階段を登ったところで年配の男性が倒れて家族の方たちに介抱されていました。他人事だと思わず救急車を呼んだりできない場所はゆっくり気をつけて行きましょう。僕も狸谷山不動院で過呼吸っぽい感じになったことがあるので気をつけています。

現在、秀吉さんは神様修行に入られているのでわざわざ豊国廟まで行かなくても豊国神社で参拝できます。

秀吉さんに関して桜井さんが書かれた書籍は何冊かあるんですが2021年に出版された【神様のためにあなたができること】を再読しました。高野山の豊臣家墓所でのお話は何回読んでも泣けてきます。秀吉さんファンは必見です。おこがましいですが今後も秀吉さんを応援していきたいと思います。

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手水舎

鳥居をくぐって左手にある手水舎です。

豊臣秀吉といえば瓢箪。馬印(戦国時代、戦場で武将の所在明示に長柄の先につけた印)に使われたそうです。

豊国神社の宝物館って入ったことなかったので今回拝観しようと思います。

この看板には書いてないですが秀吉の歯が展示されているそうです。

豊臣秀吉公之像

こちらは令和元年に新天皇即位にあわせて公開された秀吉像。紀元2600年(昭和15年)を記念して作られた清水焼製の像なのですが阪神大震災の際、陶製の台座が壊れて以来長く蔵に保管されていたそうです。現在の台座は豊国廟にあった銅製の灯篭の台座を活用されました。灯篭は戦時中に金属拠出されたとの事。

とても綺麗な状態なんで初めて見た時、新たに作られたのかなって思ったんだけど昔からあったんですね。豊国神社のシンボルとしてピッタリのかっこいい像だと思います。

豊国神社唐門

久々に豊国神社来たんだけど唐門前に虎の像がありました。

【招福白虎】京都美術工芸大学の学生が制作し奉納されました。コロナ退散を願いウイルスを打ち負かす強さと干支の愛らしさを併せ持った白虎だそうです。

唐門の奥に拝殿、さらに奥に本殿が見えます。

この門のかえる股には桐唐草の彫刻が施されており、その奥にある欄間(らんま)には松竹梅、欄間の両脇には一羽ずつ鶴の彫刻が施されていて左甚五郎作の【眼無し鶴】と呼ばれています。

伏見城の遺構だけあって彫刻等が素晴らしいです。国宝に指定されるに十分の存在感があります。

唐門前には瓢箪型の絵馬がたくさん奉納されていました。

唐門左横には実際に瓢箪が栽培されていました。瓢箪って夏にできるんですね。

槇本稲荷神社

唐門の左手をさらに進むと摂社の槇本稲荷神社があります。

方広寺・鐘楼

神社の境内を出ると方広寺があります。通称は昔、京の大仏があったので、大仏さんとか大仏殿って呼ばれています。そしてかの有名な大坂の陣の原因になった方広寺鐘銘事件の鐘楼があります。

大きくて立派な鐘楼です。

鐘に白い小さな枠が2か所見えると思うんですがそこに【国家安康】【君臣豊楽】の銘文が刻まれています。

確かに、こんな小っちゃい刻まれた文字にいちゃもんをつけて戦を始めるなんて重箱の隅をつつくというか理不尽というか。もし現代だったら家康はパワハラで訴えられるタイプだと思う。

鐘楼は再築された際、伏見城の女性の化粧室の天井画が移築されたそうです。

昔は京の大仏があったんですが寛政10年の落雷や昭和48年の失火などで焼失し現在は姿を消しています。

宝物館

駐車場の横に社務所があってそこで拝観料を払って宝物殿に入ります。

こちらの門をくぐると宝物館があります。

凄く歴史を感じる建物です。こちらに多くの重要文化財が展示されています。

桃山風造りの建物で大正14年に開館しました。宝物は秀吉にゆかりの深いものが約80点常設されています。

重要文化財の中には【豊国祭礼図屏風】があってそこにタケノコ男っていうタケノコの被り物を被った人がいるのでそれを見つけるのも面白いと思います。秀吉公ゆかりの重要文化財は胴服や鉄灯篭、刀など。そして、重要文化財ではないですが【豊公御歯】豊臣秀吉の歯が展示されています。左上奥の大臼歯でこの歯から秀吉はO型と判明しています。この歯を見るだけでも宝物館に入る意味があるかなぁと思います。めちゃくちゃ間近で歴史上の超有名人の歯が見られるってなかなか無いです。あまりにもさらっと秀吉の歯が置いてあるので一瞬、本当?って感じるかも。ともかく豊臣秀吉ファンに限らず日本の歴史を感じる重要な場所、神社です。近くに三十三間堂、京都国立博物館があるので観光にもピッタリなエリアです。

余談ですが僕の父に豊国神社に行ったことを話したら、昔、豊国神社の向かいに石川五右衛門の家があった事を教えてくれました。ネットでググって調べたら門前の餅屋に石川五右衛門が隠れ住んでいたとの事です。

こないだちょうど「絶景かな」で有名な南禅寺の三門で石川五右衛門に思いをはせていたところなので色々つながっているんだなぁと感じました。

僕は日本史に詳しくはないので、逆に神社仏閣巡りで日本の歴史をリアルに感じることができて楽しいです。