所在地&アクセス
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
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北野天満宮は駅から離れた場所にあるので市バス利用が便利です。北野天満宮前にバス停があります。
京都駅からだと
市バス50系統 (急行の101号系統は2022.7現在運休中です)北野天満宮前下車
JR二条駅からだと 市バス55系統で北野天満宮前下車
無料の駐車場があります。
駐車場の開場時間は9時から17時ですがコロナ禍のため変更されているので注意して下さい。
2022.7現在だと6時30分から16時30分まででした。
毎月25日は縁日のため駐車できないです。
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菅原道真ってどんな人?
北野天満宮は全国約1万2千社の天満宮、天神社の総本社。
ご祭神は菅原道真公です。
”学問の神様”として広く篤く信仰されています。
簡単にまとめてみました。
幼少から和歌を詠み漢詩を作り神童と称賛され
文武両面で名を馳せる。
894年遣唐使の廃止を提案。
その後の国風文化に大きな影響を与える。
宇多天皇に功績を認められて右大臣に出世するも、
宇多天皇の譲位後、醍醐天皇の御代で
左大臣藤原時平の政略により身に覚えのない
罪をきせられ大宰府へ左遷される。
大宰府では厳しい生活を強いられ
失意のままその生涯を閉じます。
その後、宮中では急死、早死と不幸が続き
洪水、干ばつ疫病など変異が毎年のように起こり
人々は菅原道真の呪いだと噂するようになります。
恨みがなしたものだとされ死後にもかかわらず
道真は右大臣へと復権します。
その後、朝議中の清涼殿に落雷が落ち朝廷の要人に死傷者が
出た上にそれを目撃した醍醐天皇も3か月後に崩御します。
そして菅原道真公の祟りを鎮めるために
北野天満宮が建てられました。
道真が亡くなってからの災難が凄すぎます。朝議中に落雷とかマジで恐ろしいです。祟りと思ってしまうのも無理はないです。ちなみに清涼殿は御所にある建物です。
↓現在の御所にある清涼殿です。
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梅が有名なのはなぜ?
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道真が梅を愛し多くの和歌を詠んでいること。左遷される時も、庭の梅の和歌を詠んでいます。その梅が道真を慕って一晩で大宰府まで飛来したという飛梅伝説があります。
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北野天満宮の敷地には50種1500本の梅が植えられています。そこで出来た梅で作った梅干がたまに販売されています。僕は見かけたら縁起がよさそうなので買ってます。
大福梅
7月に北野天満宮に来たときに本殿前で収穫された梅が干されていました。本殿前なのでご利益ありそう。
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こちらは土用干しといって7月中旬から8月下旬ごろに塩漬けしていた梅の実を樽から取り出して天日干しします。4週間カラカラに干し上げた後再び塩にまぶして樽に収めて11月下旬まで貯蔵します。
大福梅は境内で調整された新年御祝用の梅で正月準備が始まる12月13日の事始めより授与されるそうです。元旦の朝、祝膳の初茶として飲むもので邪気を払い1年間生気に満ちた健康な日々を祈るものだそうです。
境内図
一の鳥居
バスから降りると道の向こう側に11.4mの大鳥居が見えます。
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鳥居も大きいんですが狛犬がこれまた大きいです。
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写真だとわかりづらいかも。なんか存在感が大きいです。
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楼門
鳥居をくぐってしばらく梅苑の横の参道を歩くと楼門が見えてきます。上部の額には文道大祖 風月本主と書かれています。学問・文学の祖、漢詩・和歌に長じた人という意味で菅原道真をたたえた言葉です。
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手水舎・花手水
最近はどこの神社仏閣でも見かけることが多くなってきました。花手水って涼しげで大好きです。
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絵馬舎
手水舎の隣は絵馬舎になっています。自販機とかあるのでちょっとした休憩所な感じですが元禄12年(1699)に建てられていて規模歴史的にも随一で京都市指定有形文化財になっています。
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インパクトのある大きな誠の額です。いつの時代のものなんだろ。
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大杉社
先ほどの誠の額の向かいには納札所と大杉社があります。
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二又の巨木だったそうで落雷によって根幹だけになってしまったそうですがそれでも信仰を集めているんですね。
三光門
こちらは重要文化財の三光門までの参道で三つの両端には摂社末社や撫で牛が並んでいます。7月だったので参道の七夕のかざりがキラキラして美しかったです。
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撫で牛さんは抗ウイルス抗菌加工されているそうです。
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摂社末社はたくさんあるので自分のお気に入りの神様をつくるのも良いと思います。
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日・月・星の彫刻が梁の間にあることから三光門と呼ばれているのですが実際には星の彫刻はないと言われており「星欠けの三光門」と呼ばれています。
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三光門をくぐると本殿前の境内に入ります。地面の玉砂利が真っ白なのでスカッとした印象。今回は大福梅が干されているのでレアな景色です。
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受験シーズン前は本殿前に行列がたくさんできます。親が子のために連れてくる神社なので参拝者は家族連れが中心です。僕も何度か子供の頃連れてこられました。白い北野天満宮のお守りを買ってもらったのを覚えています。
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こちらの社殿は国宝です。日本最古の八棟造(権現造)というものだそうです。
なんか他の神社と違って独特な造りだなぁと思う。なんとなくですが同じ国宝の石清水八幡宮を思い出します。
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こちらのお守り等授与所は常に人でいっぱいのイメージ。親の子に対する愛情を感じます。
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文子天満宮
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道真の乳母の多治比文子(たじひのあやこ)が祀られています。
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こちらは末社で実は文子天満宮は下京区にもあります。59歳で道真が没した後、「われを右近の馬場に祀れ」との道真の託宣を受けたそう。貧しかったので自宅に小さな祠を立てて道真を祀ったのが北野天満宮の前身とも言われています。
桜井識子さんの読者なら文子さんは天真爛漫な若い巫女さんっていう感じなので印象が違うかも。境内を散策する前に文子天満宮に寄ってみるのが良いと思います。僕は北門側から入る事もあります。
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北門の開門時間です。
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本殿裏もお参りしましょう。
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裏の社の御后三柱はご先祖様の天穂日命と祖父の菅原清公卿、父の菅原是善卿の三柱の神さまが祀られていてこちらも含めて礼拝するのが常と言われています。一緒に参拝しておきましょう!
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本殿裏エリアは摂社末社がたくさんあります。御后三柱の向かい側には末社12社があり、お参りし放題で壮観です。
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野見宿祢神社・一夜松神社・豊國神社
北野天満宮には本殿を取り囲むように50の摂社末社が立ち並んでいて全部回れてないんですが僕が気になったのは絵馬舎の斜め前の橋を渡った先にあるこちらの末社。
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一度通り過ぎたんだけどこちらの阿吽の吽の方の狛犬が気になったので戻って撮っておきました。
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阿吽の阿の方の狛犬さんです。
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狛犬さんのいた先には野見宿祢神社・一夜松神社・豊國神社の末社三社が祀られていました。
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菅原道真は死んだのちに神霊となって北野天満宮の地に降臨して一夜にして千本の松を生じさせたという伝説があるそうです。境内に松が多いのはこの名残だとも言われているそうです。菅原道真の伝説って色々あるんですね。
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僕は結構な回数北野天満宮に来ているんですがまだまだ知らないことがありそうなので楽しみです。季節によっても見どころが違うと思うのでまた来たいと思いました。
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