所在地&アクセス
〒604-8306 京都府京都市中京区門前町166
京都駅からだと
地下鉄京都駅→烏丸御池駅で地下鉄東西線に乗り換えて
地下鉄東西線二条城前駅を下車 西へ徒歩2分
地下鉄で行くのが一番おススメです。
専用の駐車場はないので周りのパーキングを利用になります。
二条城の駐車場に停めて徒歩でもいいのですが混んでます。
市バスだと15系統 三条京阪から乗車だと 「神泉苑前」で下車。
京都駅からの直通はないので地下鉄利用が無難だと思います。
神泉苑とは
大内裏(平安京の宮城)の禁苑(皇居の庭園)。
昔は二条城あたりは神泉苑の敷地だったそうです。
庭なのか寺なのか神社なのか初めてだと
わからないんですが、聖観音をご本尊とする寺院です。
名前に”神”が入ってるし、入り口が鳥居だし、
鳥居くぐってすぐに庭園が広がっているのですが寺院です。
824年に西寺の守敏と東寺の空海が雨乞いで競い合い
天竺から善女竜王を勧請した空海が勝利しました。
なんか、雨乞いで競い合うって漫画みたいな話。
空海による雨乞い以後、多くの名僧が祈雨されたそうです。
恵方社
前方に見えるのは善女龍王社で手前に恵方社があります。
なんだか祠が後ろ向きで変な感じなんですが
12月31日の大晦日の夜、陰陽道により新年の恵方に
住職らが祠を持ち上げ向きを変えるそうです。
ご祭神は歳徳神(としとくじん)で
日本で唯一の恵方社です。
善女龍王社
こちらが善女龍王社です。
ご祭神は善女龍王。
善女龍王社のお参りの仕方は
横にある法成橋を心に願いを念じながら渡り
その思いを 善女龍王様にお願いすると叶う
と言われています。(願いはただ一つ)
胸に抱く守護札(500円)は寺務所で
買えます。
弘法大師(空海)が勧請した善女龍王が祀られています。
おみくじもセルフでお賽銭箱にお金を入れて引くことができます。
この時は、恋みくじと開運桜みくじが設置されていました。
なんで、春でもないのに桜みくじ?
実は神泉苑は嵯峨天皇が812年に花宴之節(かえんのせち)を催したとの事。
これが最古の記録とみられ「お花見発祥の地」とされています。
法成橋
こちらは源義経と静御前が出会った場所とされる法成橋。
義経記によると、日照りが続いたので、後白河法皇は
神泉苑の池で100人の白拍子に雨乞いの舞を舞わせたが
99人まで効験がなかった。
100人目の静御前が舞うとたちまち黒雲が現れ、
3日間雨が降り続いたそうです。
お寺参りしているというよりは庭園に癒される感じ。
こちらは神仏研究家の桜井識子さんがリアル玄武を
見られた場所です。
この日は鯉だけでしたが神泉苑は動物が多いです。
雀とか鳩とか、たまに鷺も見ます。
以前よく見たアヒルたちはいなくなりましたが
鴨とか錦鯉なんかもいます。
鯉と亀の塚です。
本堂
本堂の利生殿です。
下調べなしでお参りすると善女龍王社がメイン
なのかなぁと思ってしまいます。
僕は下調べしないことが多いので見逃しがちです。
ご本尊は聖観音、不動明王、弘法大師が祀られています。
木造不動明王坐像は重要文化財に指定されています。
参拝順路の立て札があるので東側のエリアにも行ってみます。
洛中天満宮
寺だけど天満宮の祠があります。
そういえば清水寺の境内にも神社があったりするから
普通なのかな。
入り口は石の鳥居もあるし神仏習合を感じます。
弁天堂
増運弁財天がまつられています。
とてもご利益がありそうな名前と雰囲気がします。
鎮守稲荷社
さらに奥に行くと鎮守稲荷社があります。
なんか、こういう裏道っぽいところは好きかも。
ご祭神は矢劔大明神です。
このあたりは春だとツツジが綺麗です。
梅雨だと紫陽花も咲いてたと思います。
古来からある庭園なのでいつの時期に行っても楽しめます。
大勢の観光客がきてざわついている感じはないですし
静かに散策できる雰囲気が良いですね。