所在地&アクセス
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27−1
※今回は宇治市の興聖寺です。京都市にも同名のお寺があります。
京都駅からだと
JR利用の場合
JR京都駅→JR宇治駅 徒歩18分
JR宇治駅から少し離れていますが途中で平等院などの観光ができます。(土日祝・特別拝観等に興聖寺と駅を巡回するシャトルバスがあるので見かけたら利用するのも良いと思います。)
京阪電車利用の場合は京阪宇治駅下車 宇治川沿いに直進、徒歩11分です。
僕は三室戸寺から歩いて行ったので30分くらいかかりました。
京阪宇治駅からだと駅前の宇治橋横の横断歩道を渡ってずっと直進です。
整備された道で綺麗です。観光客の方がたくさん歩いてますが車も通ります。
宇治川は鴨川とはちょっと違った雰囲気です。
源氏物語・宇治十帖の像です。三室戸寺にしてもそうですが浮舟の事とか源氏物語について少し知ってから宇治観光に来た方が楽しめそうです。
旅行に来た感を楽しめる場所です。天気がいいとなおさら気持ちいいです。
興聖寺は琴坂の紅葉が有名なのですがオフシーズンは人が少なくておすすめです。
一日500円で駐車場もあります。ここまでの川沿いの道は狭めで観光客も多いので気をつけて行きましょう。
こちらの石門から入ります。
慶安元年(1648年)建立の石門です。
琴坂のゆるやかな坂を上っていきます。紅葉の時期も来てみたいです。
ちょっと異国感がある山門。
興聖寺は中国から帰朝された道元禅師が1233年に京都の伏見深草で初めて開かれた禅宗寺院です。その後1649年に宇治に再興されたそうです。先ほどの石門もその頃からあるんですね。そして日本に14000以上ある曹洞宗において最古の道場です。
数年前に来たときにはなかった券売機がありました。コロナ対策されてます。
参拝券や駐車場券、御朱印券はここで買います。
参拝券は一人500円です。御朱印券は300円、駐車券500円です。
通りすがりのお寺関係者さんが僕をみかけて挨拶してくれました。僕は人見知りなので声掛けられるのは苦手なんですがやっぱり嬉しかったです。他の方も挨拶されていたのできちっとしたお寺だなぁと思いました。
日の丸と仏旗です。仏旗って知らなかったので勉強になります。
【興聖の晩鐘】として宇治十二景の一つに数えられる鐘楼です。
薬医門です。
薬医門をくぐると本尊の釈迦牟尼佛が祀られている法堂が見えます。
まずこちらでスリッパに履き替えます。
受付で先ほど買った入場チケットを受付に渡します。寺関係者の方は優しそうな人が多い印象。
写真は全然OKとの事でした。非常にありがたいです。禅宗系のお寺はOKなところが多いです。
どの部屋も雰囲気があって良いです。
寺院の回廊って好きです。数年前にも”京都でひっそりスピリチュアル”を読んで来ているんですが2度目でもワクワクします。
前回は本を読んですぐに三面大黒天に会いにきたのでじっくり見ていなかったです。あの時は本を読んで一番乗りで行ってみよう!と意気込んでました。見ごたえのあるお寺なのにもったいないことをしていました。庭も趣があって素晴らしいです。
ここでご飯を食べるのかな。ゴロゴロしたいです。
僕は空間認識能力が低いので参拝順路表示はありがたいです。回廊だといったいどこにいるんだろうって迷ってしまいます。
なんだか素敵な空間が広がっています。
椅子とブランケットまで用意してあって心遣いが凄いです。
ひな人形も飾ってありました。外国人の方にも喜んでもらえそう。
のんびり心静かに過ごせそう。
坐禅体験(要予約)や写経体験(予約不要)もできるそうなので興味のある方はされても良いと思います。参拝券500円とは別にそれぞれ志納金1000円で体験できるみたいです。
法堂
鴬張りの廊下なので歩くと音が鳴ります。外部侵入者の危険察知のためともいわれています。
扉の絵が歴史を感じます。
法堂を入ってすぐ右側に一願木魚がありました。静かな心で一つお願い事をすると良いそうです。僕もやっておきました。
すぐ隣のふすまにこんな張り紙が。ちょうど涅槃会(ねはんえ)が公開されている時期でした。
2月15日がお釈迦様の入滅した日です。
普段見られないものが見られるというのは何とも得した気分になります。
法堂は伏見城の遺構を用いて建立されています。”血染めの天井”って名前が恐ろしいです。
写真だとわかりにくいですが肉眼だと天井の手の跡がわかります。白い線で丸をしているところです
ご本尊の釈迦牟尼佛が祀られています。
法堂を出てまずは開山堂へ。
開山堂
道元禅師座像、歴代の住職が祀られています。
道元禅師が梅の花を好まれたことから老梅庵と呼ばれています。
開山堂を出て宝物殿へ。
宝物殿
こちらが宝物殿の聖観音菩薩立像です。平安時代初期作と伝えられています。
以前は閉まっていて扉を開けて入ったのですがこの時は開放されていました。
天竺殿
宝物殿からさらに上がったところに天竺殿があります。
淀藩主であった永井尚政像です。およそ20年にわたり興聖寺の禅道場としての運営を計りました。
三面大黒天
僧堂までの道に三面大黒天様がいらっしゃいます。
以前は透明カバーがなかったのですが三面大黒天様の前が覆われてました。
廊下沿いにある像なので盗難防止のためだと思います。
仏像保存のためにもカバーがあったほうがいいと思います。京都でひっそりスピリチュアルで桜井識子さんはこの像に会いに来るだけでも興聖寺に行った方がいいと書いておられました。僕も穴場のお寺だと思います。
お守りも買わせていただきました。すぐに財布に入れておきました。
僧堂
坐禅道場で1648年に建立されています。
修行僧が寝起き座禅食事をする場所です。
立ち入り禁止に気付かず入りそうになってしまいました。部屋の入り口に札をかけて修行されるんですね。
奥に獅子に鎮座した文殊菩薩坐像があります。
今回は三室戸寺から近いこともあって再び参拝した形でしたが以前来たときよりもじっくりと楽しむことができました。宇治観光の際は絶対訪れてほしいおすすめのお寺です。