スポンサーリンク

【新選組・壬生狂言】壬生寺の参拝ポイント【近藤勇・一夜天神堂・アクセス】

スポンサーリンク
スポンサーリンク

所在地&アクセス

〒604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31

京都駅からだと

市バス京都駅前 発 26号系統 北野白梅町 御室仁和寺・山越行き壬生寺道下車 徒歩5分

電車(JR)で 京都駅(嵯峨野線)丹波口駅下車 徒歩12分

今回、僕は市バスで行きました。

↓壬生寺道バス停です。

神社のある角を曲がります。

坊城通りを南へ進みます。

途中に嵐電(京福電車)の踏切があります。

さらにすすむと新選組ゆかりの地があります。

↓こちらは八木邸

旧前川邸

駐車場が寺の表門北隣にありますが道が狭いので気をつけて下さい。

表門

壬生寺は三井寺の快賢僧都が正歴二年(991年)に創建。

本尊は延命地蔵菩薩(平安時代作・重要文化財)です。他にも多数の地蔵菩薩が祀られています。京都の裏鬼門に位置することから厄除け・開運の寺で信仰されており、2月の節分行事900年歴史があり有名です。

僕は幕末好きの友人と一緒に昔訪れていたので新選組のイメージが強いお寺ですが京都に住んでいると節分時期に壬生寺のニュースが流れるのでその印象が強い人も多いと思います。

ドラマやゲームなどの題材になっていたりしている効果で老若男女問わず参拝されています。歴女、アニオタっぽい方も見かけました。

京都の観光地から離れた場所なのでダイレクトに壬生寺界隈を散策されている人が多いのかなと思いました。

一夜天神堂

表門をくぐってすぐ右手に一夜天神という珍しい名前の天神堂。天神様なので撫牛もありました。

菅原道真公が筑紫へ流罪に処せられた時、壬生の地の親戚を訪ね一夜を明かし分かれた伝説があるそうです。江戸時代前期に壬生寺の支院・寂静庵の開祖、託願上人の夢枕に道真公が立たれ壬生の地に道真公を祀るよう告命されたといいます。

「一夜にして知恵を授かる」というご利益があり、一夜天神守が阿弥陀堂の授与所で500円で売っています。御朱印は毎月25日にのみ授与されています。節分会も授与と追記されているので例外もあるみたいです。

こちらは夜啼き地蔵。

昔から夜泣きって大変だったんですね。

隣は阿弥陀堂、壬生塚や歴史資料館があります。

さらに参道を進むと奥の方に本堂が見えます。ハトがたくさん。

壬生寺は境内の一部を活用して老人ホームや保育園が併設されています。

老人ホームのすぐ隣には中院があります。

中院は壬生寺の塔頭(支院)で本尊は十一面観音菩薩洛陽三十三所観音霊場第二十八番札所でもあります。

すぐ横に京都十二番薬師霊場第四番札所本尊の歯薬師如来も祀られています。

こちらは弁天堂。たくさんお堂があり、信仰の厚さを感じます。

創建は不詳で江戸時代中期には存在していたそうです。辨財天(べんざいてん)の向かって左側に妲己尼天(だきにてん)、右側には稲荷明神が祀られています。

↓こちらは水掛地蔵です

ちょっと大きめの堂内に石仏の地蔵菩薩が祀られています。慶安二年(一六四九)の作で水を掛けて祈ると一つ願いが叶うといわれています。

本堂

昭和37年に本堂が全焼して本尊の地蔵菩薩像など多く失いました。現在は律宗総本山唐招提寺から新しい本尊延命地蔵菩薩立像(重要文化財)が移されたそうです。

確かに建物が新しい印象。

こちらもお寺の横が老人ホームになっています。手前にあるのが寺務所でこちらで御朱印を頂けます。

保育園も併設されていて地域に密着したお寺です。

区民誇りの木・クスノキ。

三界万霊碑です。

三つの世界(欲界・色界・無色界)にいるすべての精霊を供養する塔です。

結構広い境内ですが、かつては壬生寺境内は新選組の兵法調練場に使われて武芸や大砲の訓練が行われていたそうです

本堂前の大きな鐘楼。嘉永4年(1851年)に再建されています。8月9日、10日の精霊迎え鐘や大晦日の除夜の鐘として一般希望者がつくことができます。

千体仏塔

本堂横の気になる建造物。平成元年に建立されました。明治時代の区画整理の際、京都市の各地から集められた石仏がちょうど1000体安置されています。

南門からだとすぐの場所にあります。

阿弥陀堂

参道右手にある阿弥陀堂へ戻ってきました。

お守りや新選組グッズなどを販売している授与所もあります。

壬生塚と歴史資料館は有料で大人300円です。(歴史資料館は撮影不可です)

公開時間は午前8時から午後4時までです。

鎌倉時代に創建されていますが平成十四年に改築されています。1階は授与所で地階が歴史資料館です。仏像や天皇の拝領品などの寺宝のほか、壬生狂言や新選組についての解説などもあります。個人的おすすめは地階に行った時に阿弥陀如来三尊像の後ろ側が見られるエリアです。

壬生塚(新選組隊士墓所)

歴史資料館、堂内は撮影不可ですが壬生塚は撮影OKだそうです。阿弥陀堂を出たところに壬生塚があります。

橋を渡った先に「あゝ新選組」の歌碑があります。往年の名歌手、故・三橋美智也さんを偲んで1999年に建立されました。

こちらが弁天池。龍神像は平成15年に奉納されました。

可愛いお地蔵さんたち。ほっこりします。

こちらの新しい地蔵像はアメリカのオレゴン州の地蔵山・大願寺から壬生寺の石仏の中に祀って欲しいと送られたものです。

奥の方に近藤勇の胸像が見えます。

右手には新選組の慰霊塔があります。

↓新選組顕彰碑です。

平成七年に新選組同好会の結成二十周年を記念し建てられました。昔から新選組って人気なんですね。

近藤勇の胸像です。

昔に友人と来ているのですがこの像は覚えています。

横からも撮ってみました。

近藤勇の胸像は昭和46年に俳優の故・上田吉二郎氏が発起人となり建てられました。

近藤勇胸像の隣には、近藤勇遺髪塔・河合耆三郎の墓・隊士七名の合祀墓・芹沢鴨と平山五郎の墓があります。

壬生塚にある墓碑は新選組やその遺族らによって建てられたものです。

今回は節分のニュースなどで壬生寺を思い出して参拝しました。

昔のことを思い出して懐かしいところや、以前は全く興味を引かれなかったところが新鮮だったり楽しかったです。以前行った時は桜の時期で境内の桜が綺麗でした。4月29日から5月5日までは壬生狂言・春の公開が行われるのでこれからの時期の参拝はおすすめです。