スポンサーリンク

【和気清麻呂公・絵巻】護王神社【人力車に乗車できる結婚式】

護王神社の玉垣に護王神社絵巻が掲げられています。

いつもゆっくり見たいんだけどどうしても神社の方へ行ってしまうので

今回はまとめてみました。

こちらの絵は萩生天泉(講談社の絵本)を使われているようです。

護王神社・烏丸迎賓館通り玉垣より引用させていただきました

護王神社絵巻

護王神社の御祭神の絵巻です。 

和気清麻呂(わけのきよまろ)公命

和気広虫(わけのひろむし)姫命

和気清麻呂公は姉の広虫姫と一緒に両親から

「ご先祖さまは偉い人だったから大きくなったら天子さまに尽くすように。」

と聞かされていました。

 

清麻呂公は奈良の都へ上ることになりお母さんと先生が見送ってくれました。

 

広虫姫は尼さんになって天子さまにお仕えしました。

ある年ひどい飢饉で子供がたくさん捨てられました。

姫はその子供達を助けました。

 

広虫姫が助けた子供は83人にもなり、みんな自分の子のように育てました。

 

その頃、弓削道鏡という僧侶が政治に口を出して勝手な事をしていました。

役人たちは恐れてご機嫌をとるだけでした。

 

ある時、宇佐八幡宮のお告げで「道鏡様を天子様にするように。」

と伝えたものがいました。

天子さまは清麻呂公にお告げが本当かどうか確認するよう言いつけました。

 

道鏡は「わしの望みがかなったらお前をいい役目にするからよろしくな」

といいました。

 

清麻呂公の友達の路豊永は「もし望みをかなえるようなら私は生きていません。」

といいました。

 

清麻呂公が宇佐に行く前に広虫姫は

「大事なお使いです。覚悟を決めてしっかりやりなさい」

と励ましました。

 

清麻呂公は都を離れて宇佐へ向かいました。

 

宇佐に着いた清麻呂は八幡宮に必死にお祈りしました。

すると「我が国は神代から君と家来の区別がはっきり決まっている。

どんなことがあっても家来を天子様にすることはできない。

道にそむく者は早く追い払ってしまえ。」

という神様のお告げがありました。

 

清麻呂公は天子さまに神様のお告げをお答えしました。

 

広虫姫は清麻呂公の功績を讃え喜びました。

 

道鏡は怒って、清麻呂公を大隈国(鹿児島)へ

広虫姫を備後国(広島県)へ流しました。

 

道鏡は清麻呂公を途中で殺そうと思い家来に追いかけさせました。

その時、急に大嵐になったのでみんな逃げてしまいました。

 

清麻呂公が豊前国(大分県)の山道を通っていくと、どこからか

たくさんの猪が出てきて清麻呂公の前や後ろを守ってお供しました。

 

清麻呂公は大隈国で少しも天子さまのことを忘れません。

藤原百川はお米を送って慰めました。

 

広虫姫が備後国で暮らしていた時、都から干し柿が届きました。

姫が育てた子供達が送ってくれたのでした。

 

一年あまり経ちました。天子様からお使いがあって

清麻呂公と広虫姫は、都へ呼び返されることになりました。

 

道鏡は下野国(栃木県)へ流されることになりました。

 

清麻呂公と広虫姫はいよいよ重く用いられました。

 

桓武天皇は都を奈良から今の京都にお移しすることになりました。

清麻呂公は、都を造る長官になって尽くされました。

 

都が立派に出来上がったので桓武天皇は京都へ移られました。

京都はその後、平安京として千年あまりも栄えました。

 

これは護王神社です。このお社に和気清麻呂公と広虫姫が

御祭神として祀られています。

藤原百川と路豊永もここに配祀されています。

和気清麻呂公命 千二百年祭記念 平成十年十月

という物語が護王神社の北側の玉垣から始まります。

なるほど、確かにこちらの背景を知った上で参拝すると

さらに興味深くお参りができます。

護王神社が御所の横にあることも納得できますね。

神護寺に和気清麻呂霊廟があって、それが護王神社跡で

明治に御所の守護神として移された、とかわかってくると

ますます面白いです。

お札に描かれた護王神社

引き続き玉垣には護王神社の情報が掲げられています。

昔のお札にもなっていたんですね。

金兌換券(きんだかんけん)っていうのが昔あってちょうど移行期だったんですね。

 

明治32年発行 甲10円券

金兌換制度に移行した後に発行された「甲10円券」

肖像画は和気清麻呂公で新たに清麻呂公を祀った護王神社の拝殿が描かれています。

裏面には守護獣のイノシシが疾走する図柄。

裏イノシシと呼ばれて広く国民に愛されたそうです。

大正4年発行 乙10円券

我が国のお札で唯一左に肖像画が描かれています。

右は護王神社の本殿での神官が立っています。

昭和5年発行 丙10円券

昭和5年に発行された丙10円券は戦前で最も色数が多い本格的なお札。

裏面中央には護王神社の本殿が描かれています。

人力車に乗車できる結婚式

たまたま行った日に結婚式をされていました。結婚式で人力車に乗れるって面白いですね。

参拝した日に結婚式に遭遇すると神様から歓迎されているメッセージというのを

神仏評論家の桜井識子さんがおっしゃってたので「歓迎されてるんだぁ」と噛み締めてました。

スポンサーリンク

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

龍で開運! 運気爆発を叶えるすごい神様 [ 桜井 識子 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2024/10/25時点)



神社も結婚式モードです。

僕は部外者なんで遠くから見守る感じだったけど幸せそうないい結婚式だと思いました。

人力車に乗ってるとこもいい感じでした。